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45.フィットネス大国はどのようにして生まれたか
2022-07-04
カテゴリ:その他
皆様こんにちは、こんばんわ!
明楽フィットネスクラブの藤井です!

第45回のコラムテーマは【フィットネス大国はどのようにして生まれたか】と題してお話したいと思います。



この記事が投稿された7月4日はアメリカのIndependence DAY [独立記念日]です。
 
1776年7月4日にアメリカ・フィラデルフィアにて第二回大陸会議がおこなわれ
そこでイギリスからの独立を宣言する文書が採択されたことで今日の”国家”としての
アメリカが誕生することとなります。
 
現代では世界的にも超大国としての立ち位置であることは誰の目にも明白ですが
そんな中で我々にとっては特に”フィットネス”発祥の国、”フィットネス大国”として
重要な場所であることも間違いありません。
 
そこにはスポーツやフィットネスに対する他の国とは違った見方や文化の
発展・普及があったのだろうと想像します。
 
欧州諸国でのスポーツ文化は(ファッション等も同様かもしれませんが)
主に上流階級の民によってはじまり、上流階級の民にのみ普及していきました。
つまりスポーツは”贅沢””余裕”の象徴として広がっていったと考えられています。
 
翻ってアメリカではイギリスをはじめとする欧州の植民地下での時代のもと
欧州スポーツをアメリカナイズし一般階級の民が、アメリカ独自の文化として
作り変え発展を遂げていった経緯があります。
ベースボールも、アメリカンフットボールも、バスケットボールも...
 
そんな独自性と普及力、1800年代には独立後の産業成長とともに他国との競争力も
相まって、いわばビジネス力も高まっていったことにより世界に対する影響力も
徐々に高まっていったものと思われ、その中で数々の戦争も経験していくこととなります。
 
本来あってはならないことと理解してはいますが、さまざまな技術進歩は
戦争や紛争によって加速し、実現してきたということも事象としては事実なのでしょう。
 
実は現代のフィットネスに繋がることもそんな中でカタチ作られてきたものもあります。
 
そもそも筋力トレーニングは紀元前のエジプトなどでもそれらしい記録が
残っているとされており、歴史上ではヨーロッパで徴兵募集の際に
筋トレで適性検査をおこなっていたなんて記録もあったようです。
 
またたとえばピラティスは、原型を作ったとされるジョセフ・ピラティス氏が
第一次世界大戦の際に従事看護師として負傷兵に寝たままや座ったままでも
リハビリをおこなえるようエクササイズを考案したのがはじまりであり
のちにピラティス氏がアメリカに渡り、ピラティス氏を支持したダンサーが
よりフィットネス化したことで世界的に広まっていくこととなったそうです。
 
いずれのような背景があるにしろ、それをビジネスとして、また民主主体として
これだけ大きなムーブメントとして発展・普及してこれたのは間違いなく
アメリカの国力ともいえるのではないでしょうか。
 
また国としての社会制度もフィットネスを押し広げる一助になったともいえます。
 
日本では”国民皆保険”というほど医療保険に対して義務化されていますが
アメリカでは義務ではなく多くの場合は民間保険と国民の自由意志に任されています。
州によっては医療保険の未加入率が州民のうちの30%ほどもあるところもあり
2010年代中頃に政府による医療保険制度の改革(通称:オバマケア)が施行されましたが
それでもまだ完全ではないという見方も多くあります。
 
そんな中で州や町単位ではフィットネスと医療がタッグを組んで制度を作り
フィットネスに登録している州民が医療を受ける際の割引などを設けたりした
ところもあるようです。
 
こうしたビジネスとしてのフィットネス拡大の要因のみならず
国としての制度に対する施策としての側面もあったがゆえにアメリカは
国全体としての”イメージ”としてフィットネス大国となっていったのだと思います。
 
日本では、いや世界的に見ても同様のことが起きているともいえますが
アメリカでも都市部と農村部などでは人口や就業状況も違うため
“国全体”がフィットネスに興味があり、筋トレが文化として根付いている、とまでは
言えない部分もあるかと思いますが、ある種の”誇り”としてアメリカ国民に
強く根差す精神の一部であることは、発展ということを考えると実はとても
重要なことのようにも筆者は感じています。

それでは次回のコラムもお楽しみに!
 
Training Enriches Your Life♪
Written By MeirakuFitnessclub Fujii.
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