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47.海の日ってなんだ?
2022-07-18
カテゴリ:雑学
皆様こんにちは、こんばんわ!
明楽フィットネスクラブの藤井です!

第47回のコラムテーマは【海の日ってなんだ?】と題してお話したいと思います。



祝日、お仕事がお休みの皆様、ここまでよく持ち堪えました。
1年でもっとも”祝日同士の間隔が長い”このこどもの日から海の日までの
約2ヶ月半、頑張って働きまくった読者様に改めて拍手を!!
 
と、ここで疑問に思ったことがひとつ。
天皇誕生日や昭和の日、憲法記念日はまぁわかるとして”海の日”ってなんなんだ?
今回はそんな、完っ全に雑学程度のお話を綴っていきましょう。
 
さて、海の日が制定されたのは実は比較的最近、1996年の施行となります。
記憶に新しい方もいらっしゃるかと思いますが、当初は7月20日の日付固定で
2003年の祝日法改定(ハッピーマンデー制度)に伴い、7月第3週に移行しています。
 
祝日法という法律の中の第2条にある一文の記載によると
『海の恩恵に感謝するとともに、海洋国 日本の繁栄を願う』というのが趣旨のようです。
 
筆者は子供の頃、漁港がほど近い田舎暮らしだったため、海の日に近所の港で
安全祈願や大漁を願うお祭り(?)が毎年行われていたのを覚えています。
 
古くは1876年、当時の明治天皇が東北・北海道への巡幸から横浜港へ無事に帰港された日、
これが7月20日だったことから、1941年に”海の記念日”という名称で制定され
当時は祝日扱いではなかったものの前述した1996年に祝日化されたことで
海の日へと移行したかたちとなったようです。
 
ちなみに、海の記念日が制定されるきっかけとなった明治天皇がご乗船になられていた
“明治丸”という船は現在、東京海洋大学 越中島キャンパスに保存されているとのこと。
 
また、海の日を含め現在、日本には国民の祝日は16日あります。
その中にはもともと”祝日でない”ものが祝日化されたことで制定されたものもあります。
 
以前は”祭日”や”祝祭日”という呼び名もありましたが、現在日本に”祭日”は存在しません。
春分の日や秋分の日は旧・祭日にあたる皇霊祭が祝日化されたものでしたし
勤労感謝の日は新嘗祭(にいなめさい)という五穀豊穣を祝う祭事がもとの祭日でした。
文化の日は明治天皇の誕生日であった11月3日の明治節と呼ばれる祭日から、
昭和の日も同様に昭和天皇誕生日がもとになって現在の祝日となりました。
 
逆に当時の祭日が前述の祝日化のように移行されずに廃止となったものもあり、
神嘗祭(かんなめさい)や大正天皇祭(大正天皇誕生日)がそれにあたります。
 
今後、国民の祝日が増えるかどうか、というところも気になるところではありますが
可能性としては現・上皇様のお誕生日(平成における天皇誕生日)の12月23日でしょうか。
 
現・天皇様に皇位継承された際には上皇様がご存命のうちに崩御後のことを協議するのは
よろしくない、として今のところは特に祝日法の改訂や議論などはないようです。
 
筆者は子供の頃に「このまま数百年もしたら1週間に1回くらい過去の天皇様の
誕生日由来の祝日だらけになるんじゃないか」とか邪な妄想をよくしたもんです(笑)
 
というくだらないことも言いつつ、今回は国民の祝日のひとつ”海の日”について
少し深掘りし解説してみました。
 
お子様方におかれましては素敵な夏休みを、また親御様(特に主婦様)は
逆にここから1年の中でも大変な時期を頑張って、お過ごしくださいませ。

それでは次回のコラムもお楽しみに!
 
Training Enriches Your Life♪
Written By MeirakuFitnessclub Fujii.
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