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46.朝ウォーキングって結局どうなの?
2022-07-11
カテゴリ:健康
皆様こんにちは、こんばんわ!
明楽フィットネスクラブの藤井です!

第46回のコラムテーマは【朝ウォーキングって結局どうなの?】と題してお話したいと思います。



さて今回は、早朝や朝のうちにウォーキングをするのは是か非か、という話。
 
今回の記事では”朝ウォーキング”についていくつかの研究データなどをもとに
皆様の「結局どうなの?」にお答えしていきたいと思います。
 
 
1.朝ウォーキングは痩せるのか?
 
さてさっそくですが、世の多くの方が”朝ウォーキング”に対して抱くであろう
メインの疑問について解説していきます。
 
結論からいうと”なんとも言えない”です。。。
 
最初から玉虫色の回答にガッカリされた方もいるかもしれませんが
実際のところ研究結果として”朝ウォーキング”で痩せる、ということを
ハッキリと立証できた研究は今のところ存在しないのです。
 
筆者が思うに、、、
普段まったく歩いたり、運動習慣のなかった方が1ヶ月”朝ウォーキング”を
しっかりと運動量を出せるようにおこなったとしたら痩せるのでは、と想像します。
が、これは言ってしまえば”朝”でなくとも、そのくらいの日常生活レベルの方なら
昼や夜でも1ヶ月続ければ多少の効果は見込めそうなので微妙なところです(苦笑)
 
 
2.朝ウォーキングで脳が冴える?
 
よく朝運動することで頭や目が冴える、など耳にしますが実際はどうなのでしょうか?
 
結論からいうと”脳が冴えます”!!
 
アメリカのイリノイ大学の研究で子供たちを対象とした20分間の
軽いウォーキング(散歩程度)を実施した際に、脳の海馬(記憶を司る場所)に発生する
BDNF(脳由来神経栄養因子)というモノが多く分泌されることがわかりました。
このBDNFは年齢に関係なく脳を活性化してくれることも近年わかってきており
この脳の活性化を図るのなら当然、昼や夜よりは”朝”がいい!というわけです。
 
また神経伝達に重要なホルモン”ドーパミン”も軽度の運動で分泌量が増えます。
認知能力、簡単にいえば集中力や頭の回転の速さを高めてくれるホルモンなので
これもやはり”朝”に分泌量を増やせるのはベターと言えるでしょう。
 
 
3.朝ウォーキングで精神安定する?
 
うつ病患者(軽度)への運動療法の処方として自然の多い環境での散歩をする、
というのをご存じの方もいるのではないでしょうか?
 
つまり結論は、これも”精神安定の効果がある”です!!
 
軽度の運動は前述のドーパミンの分泌もそうですが、その他多くの
ホルモン分泌も促進します。
 
ここでは2種類、”ノルアドレナリン””セロトニン”について触れておきましょう。
ノルアドレナリンが分泌されると一時的に血圧の上昇(軽度の運動に対する上昇率)
基礎代謝率の増加などのいわゆる身体の”覚醒”を手助けしてくれます。
身体の中が活発になることで精神的にも上向きになり相乗効果をもたらします。
 
セロトニンは精神安定に直結するホルモンで、抗ストレスホルモンの代表格です。
日光を浴びることで分泌量も増えるため前述の内容同様に夜や夕方よりは
“朝”の日光を軽めの運動とともに享受できるのが理想的でしょう。
 
 
さてこうした様々な効果について、最後にまとめとして書かせて頂きますが、、、
 
もちろん習慣化できれば最高です!!
が、なかなかどうも毎日、スーパー真面目に早起きしてウォーキング…?
と思う方も多いと思います。
 
で・す・が!!
実はアメリカのペンシルベニア州立大学の研究によると、前述したような効果は
なんと、たった1日からでも効果があることがわかったというのです!!
継続した場合の方が結果の差異としては大きく良かったそうですが
研究対象のその日のみ“朝ウォーキング”したグループでもしっかりと
良い結果は出ていた、とのことですので、これはやるっきゃない!!ですね。

それでは次回のコラムもお楽しみに!
 
Training Enriches Your Life♪
Written By MeirakuFitnessclub Fujii.
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