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75.なんでも一緒 "基礎基本":前編
2023-02-06
カテゴリ:運動
皆様こんにちは、こんばんわ!
明楽フィットネスクラブの藤井です!

第75回のコラムテーマは【なんでも一緒 "基礎基本":前編】と題してお話したいと思います。



『守破離』という言葉をご存知でしょうか?
もともとは日本におけるもっとも有名な茶人である千利休が後世に残そうとした訓辞の中の
言葉を引用したものとされており、ざっくりとした現代訳でいうと
「教わった型をまず”守り”、修練を積んで型を”破る”に至り、果てに型というものから”離れる”域になる」
というところでしょうか。
筆者は学生時代に武道をやっていたためこうした精神を嫌というほど叩き込まれましたが
今になって、こと身体作りの世界でもやはり一緒なのだなぁとしみじみ感じています。
 
フィットネスクラブで長年勤めているといろんな方をみます。
お客様はもちろん一緒に働く仲間や他施設所属のトレーナーなど、本当に様々です。
近年ではさらにそこにSNSやインターネットによって会ったことのない方のトレーニングすらも
目にできるようになりました。
筆者自身、他の方のトレーニングの是非を論じれるほどの人間ではありませんが、
やはり気になるのは”基礎基本”を理解しているかどうか、そのうえに成り立っているか、です。
 
今回のコラムでは、筆者自身の思うトレーニング、身体作りのための”基礎基本”をお話していきます。
 
 
●ウォーミングアップは大切!!
 
これは正直いって誰でもわかっていますよね。
ですが、わかっているにも関わらず適切なウォーミングアップを実施できている人は多くないように
感じます。
自身の身体の調子、関節や筋肉の動き、筋温や全身体温などによって本格的なトレーニングに入る前に
しっかりとよーいドンができる状態にもってきてあげないとケガのリスク上昇はもちろん、
トレーニング効果にも影響してきてしまいます。
 
 
●しっかり負荷をかける
 
これも字面だけでみたら当たり前じゃんって思うかもしれませんが実際のところ、これができていない
という人が多く、これができていないがゆえに効果が出てこないという現象が多いように感じます。
なんの種目でもいいですが、たとえば10回3セットやるとします。
10回3セットやったあとに、もし同じ10回をもう1セットやれ、と言われてできてしまうようで
あれば負荷としてしっかりかかっているとは言い難いです。
女性などでシェイプアップ目的でもほぼ同じです。
15回2セットや3セット実施後にもしプラスもう1セットが20回まで挙がる体力が残っているので
あれば明らかに負荷不足です。
限界まで追い込め!!というのではありません。 その負荷が適切かどうかを常に考え、意識できて
いるかどうかが重要だと言っているのです。
 
 
●全身バランスよく鍛える
 
当然といえば当然ですが、ヒトの身体で不要な筋肉はありません。
身体作りにおいても当然、不要な筋肉はありません。
お腹を絞りたいから腹筋ばかり? 二の腕を細くしたいから腕トレばかり?
ヒトの身体は全身のバランスで成り立っています。
一部位のみ圧倒的強化をしてもその部位の成長には限界があります。
ことボディメイクであればバランスの良さこそ、効率の良さであると捉えて頂きたいものです。
 
 
●多関節種目から単関節種目へ
 
これは前述の3つの項目よりも具体的な内容です。
多関節種目というのは、トレーニング動作の中で2つ以上の関節の動員がある種目で
単関節種目というのは、基本的には動作中は1つの関節のみを稼動させる種目を指します。
脚であれば、スクワットは股関節・膝関節・足関節を動員する多関節種目で
レッグカールは膝の曲げ伸ばしのみなので膝関節のみ稼働させる単関節種目となります。
多関節種目からおこなうメリットは、高重量が扱えるという点。
高重量が扱えるということは消費エネルギーも多く、血流促進、ホルモン分泌促進などの効果も高い
ということになり、そのあとに単関節種目に移行することで低重量でもより効果を伸ばしやすい、
ということになるのです。
 
 
そんなわけで今回はトレーニング、身体作りにおける筆者が思う”基礎基本”を挙げていきました。
トレーニング歴10年を超えた筆者も結局今でも大切にしているのは流行りのトレーニングではなく
“基礎基本”に則ったものばかり、と思うと今後も変わらない大事な土台なんだろうと感じています。

それでは次回のコラムもお楽しみに!
 
Training Enriches Your Life♪
Written By MeirakuFitnessclub Fujii.
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