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17.冬至と健康と世界
2021-12-20
カテゴリ:雑学
皆様こんにちは、こんばんわ!
明楽フィットネスクラブの藤井です!

第17回のコラムテーマは【冬至と健康と世界】と題してお話したいと思います。



今週は1年で最終にあたる二十四節気のひとつ、冬至がありますね。

“冬至”がどんな日かというのは皆様おわかりかと思いますので、ここでの説明は割愛させて頂きます。
 が今日のコラムでは“冬至”の世界での風習や文化から、健康に結びつくようなことなどをお話ししたいと思います。
 
ちなみに“冬至”は世界共通の1年の中での節目ともいえる日となっているのはご存知でしたでしょうか?
 
古くはメソポタミア文明や古代ローマ、古代中国大陸の1年の節目としての暦の上で大切な日、とされてきました。
メソポタミア文明の暦では、この“冬至”がもっとも太陽のチカラが弱いところから復活しはじめる日、ということで
この日を新たな1年のはじまり、とし“冬至”を祝う祭典を催していたと言われています。
 
この風習、祭典はその後のいろんな土地の様々な文明にも似たようなモノがあった、とされており
世界的に“冬至”または太陽の活動を強く意識していたことがわかります。
 
皆様の生活と関わりの深いところで言うと、クリスマス、ではないでしょうか。
 
詳しく説明すると長くなってしまうので簡単にお伝えしますが、もともとクリスマスは北欧の文化で
前述の古代文明の“冬至”の考え方と近く、太陽のチカラが「復活しはじめる日」として位置づけており
『ユール』という祭典を大々的に催し、祝っていました。
その北欧の文化がキリスト教と混同され、クリスマスとして世界に広く浸透していった、とされています。
 
今でも北欧ではクリスマスを『ユール』と呼んでおり、一部地域では『ユール』の古くからの風習で
ご神木とされた木を模した「ブッシュ ド ノエル」を食べるそうです。
ちなみに「ブッシュ ド ノエル」はカロリーが多く、脂質配分も多いので食べる際はご注意を!
 
さて、ここからは健康に因んだお話しを。
 
中国も古くからこの“冬至”を大切にしており、中国は昔から太陽と月の関係を〈陰陽〉という
独自の考え方を持ち、この陰陽が暦にも関係しています。
 
中国の一部地域では、この“冬至”に来たる次の1年のエネルギーを養うために以下のような
ことをおこなっているそうです。
もしよければ当日、実践してみてはいかがでしょう。
 
“冬至”の朝起きてから、昼までの本格的な活動の前に<胆経>というツボを刺激します。
<胆経>は太ももの側面、外側にありお尻の横から、膝の外側までの広い範囲を
上から下へ、下から上へ、軽く握ったこぶしでトントンと刺激してあげましょう。
 
次に“冬至”には<日浴>と<夜浴>の2回、入浴をおこないます。
<日浴>は気の流れを良くし、身体と心を活発に<夜浴>は皮膚細胞や内臓系、身体全体を
キレイにする、という意味が込められているそうです。
 
ヨガや太極拳などを嗜む場合でも、この日は陰のモノから陽のモノへと移行するように流れを
つくっていき、後半にかけて活発になっていくようにしていくとよいでしょう。
 
この他にも、羊肉とにんじんを具にした餃子を食べたり、羊肉と大根の煮物を食べたりする、
という地域もあるそうで、中国やモンゴルでは羊肉は最上の陽の気を摂れる食材なんだとか。
 
世界中で同じ日を同じ時間として過ごしている中で、良いモノはどんどん自分たちの
生活の中にも取り入れていけたら、とても素晴らしいことですね。

それでは次回のコラムもお楽しみに!
 
Training Enriches Your Life♪
Written By MeirakuFitnessclub Fujii.
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