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22.スポーツ興行とフィットネス相関
2022-01-24
カテゴリ:その他
皆様こんにちは、こんばんわ!
明楽フィットネスクラブの藤井です!

第22回のコラムテーマは【スポーツ興行とフィットネス相関】と題してお話したいと思います。



和歌山県、宮崎県。
 
共通していること、おわかりになりますでしょうか?
 
それは2022年1月現在『プロスポーツチームのない都道府県』です。
 
野球、サッカー、バスケットボール、、、
 
戦後から平成にかけ、日本では多くの競技・種目が“プロ”というカテゴリー参入を果たしました。
プロスポーツというカテゴリーは、仕事や服装と同様に、その国その地域の文化や歴史が反映します。
 
典型的なものでいえば、アメリカンフットボールいわゆるアメフトでしょう。
 
名前にも「アメリカン」と入っているようにアメリカで正式に生み出されたもので、
現代ある世界中のプロスポーツで圧倒的大差で興行収入1位を誇る
アメリカプロリーグ『NFL』が有名ドコロです。
年間の収入で約1兆3,000億円を超え、1チームあたりが生み出す収入は
約400億円を超えています。
 
アメリカ以外で言えば、ヨーロッパではやはり“サッカー(フットボール)”でしょう。
サッカーの1つのビッグクラブ(大手のチーム)の年間収入だけで約900億円あるそうです。
 
ちなみに日本のプロスポーツ興行は、、、
 
プロ野球が年間で約1,400億円で、Jリーグが約700億円と言われています。
まだまだ世界のビッグネームには及ばない、と言われても仕方がないですね。
(国の土地や人口も考えると一概には言えませんが)
 
そこで合わせて考えてみると面白いデータが、フィットネスクラブなどでの
定期的な運動習慣の有無についての統計です。
 
世界のデータでは、総じてプロスポーツの盛んな国や地域ではフィットネスクラブへの
人口当たりの参加率が良い傾向にあります。
 
アメリカでは約20%の参加率で、
(西海岸の一部の地域では25%あるところも!)
ヨーロッパでも約13%の参加率があります。
 
対して日本の参加率は約3%と先進国と言われる国の中では低すぎる数字となっています。
 
以前見た記事でアメリカの有名なフィットネス系コンサルタントの方のコメントでは
以下のようなことが書かれていました。
 
・日本は働きすぎて時間がない
・つまり余暇の使い方に対しての優先度が低い
・自分のために使う時間が少ない
・つまりフィットネスにも通わない
・労働時間がキッチリすれば、休日も計画的に取ることができ、
  平日もスポーツ観戦ができたり自分のためにフィットネスに通ったりできる
 
運動、スポーツ、健康、フィットネス。
そして、それに対する、仕事、時間。
 
その概念が現代の日本では噛み合っていない、というのは日本にいるトレーナーの皆様が
間違いなく持っている葛藤だと思います。
 
スポーツ興行をより活性化するためには。
フィットネス業界がより盛り上がるためには。
 
昨今話題の『働き方改革』だけでなく、日本の、日本人の『生き方改革』が
必要なのでは、と思ってしまいます。

それでは次回のコラムもお楽しみに!
 
Training Enriches Your Life♪
Written By MeirakuFitnessclub Fujii.
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