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27.縁起と健康 両方に良いモノを
2022-02-28
カテゴリ:栄養,その他
皆様こんにちは、こんばんわ!
明楽フィットネスクラブの藤井です!

第27回のコラムテーマは【縁起と健康 両方に良いモノを】と題してお話したいと思います。



さて、今週から3月に入りますが3月3日は【桃の節句】ですね。
 
昔から5月5日の【端午の節句】と双璧をなし“女の子の日”と“男の子の日”として浸透してますね。
 
そもそも【桃の節句】とはどのような文化で、昔の人たちのどんな知恵や縁起担ぎ
健康に関する想いがあったのか、ということは知っている方は少ないのではないでしょうか。
今回のコラムではそのあたりをお伝えしましょう。
 
まず【桃の節句】は古来からの正式な名称として【上巳(じょうし)の節句】といいます。
3月の最初の「巳」の日、を指したもので、人日(1/7)、端午(5/5)、七夕(7/7)、重陽(9/9)の
4つと合わせて、“五節句”といわれます。
 
【桃の節句】=『お雛様・雛祭り』というイメージの方がほとんどかと思いますが、
『雛祭り』の起源はさまざまな説があり、そのひとつに中国ではこの【上巳の節句】の日に
川で身を清める風習があったものが日本に伝わり、日本では藁人形や紙人形を自身の厄などの
身代わりとして、川に流した「流し雛」という風習がもと、と言われたのが有力だそうです。
 
その「流し雛」と平安時代の貴族の子女の「ひいな遊び」と呼ばれる人形遊びのような
ものが合わさって『雛祭り』となった、と。
 
もともとが貴族階級から広まった風習であったことから、その家の女の子が“着るもの”、
“住む家”、そして“お金や地位”に困らないようにという親の願いが込められているそうです。

今では、シンプルに女の子の無病息災や健やかな成長を祈るための、節目として浸透しました。
 
さて、ここからがこのコラムの本題です。
 
皆様、【桃の節句】に食すべき縁起のいい食材はなにかご存知ですか?
以下、列挙してみましょう!

・はまぐり
・はす(れんこん)
・えび
・まめ
 
などが昔から伝わる【桃の節句】の縁起物です。
 
はまぐりは女子の美徳を高貴に保ち、れんこんは見通しの良い人生になるように、
えびは赤い色から生命力を意味し、まめは健康と勤勉さ(まめに働く)を表しています。
ちらし寿司やお吸い物などで食すことが、こうした節句では多いかと思います。
 
さすが日本の文化だけあって、ただの縁起物、というだけではなく、当然健康にも良いです。
 
はまぐりには近年の子供世代が不足しがちだと言われている、ビタミンB12やマグネシウムが
豊富に含まれています。
 
れんこんはビタミンCが豊富で抗酸化作用が注目を集めています。
また根菜類として食物繊維、ポリフェノールも多く含まれており、良いことづくしです。
 
えびは良質なタンパク質源です。
余分な炭水化物や脂質は少ないので、肉や魚と比べて女性には特にオススメします。
またタウリンやビタミンEも多く含まれており血管の強化や血中の抗酸化作用にも役立ち
いわゆるアンチエイジング食材として昔から重用されています。
 
まめも主成分はタンパク質です。
大豆イソフラボンなどの特殊な成分も含まれていることから、特に近年女性にも大人気の
食材のひとつに格上げされてきました。
 
こうした昔からの縁起物とされる食材も現代の研究からみても、しっかりと健康にも
良いモノかがわかると、いかに日本の文化が素晴らしいかを再確認できますね。

それでは次回のコラムもお楽しみに!
 
Training Enriches Your Life♪
Written By MeirakuFitnessclub Fujii.
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