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30."プロテイン"と仲良くなろう
2022-03-21
カテゴリ:栄養
皆様こんにちは、こんばんわ!
明楽フィットネスクラブの藤井です!

第30回のコラムテーマは【"プロテイン"と仲良くなろう】と題してお話したいと思います。



前回のコラムで、子供(学生期)の筋トレについてお話しをさせて頂きました。
今回のコラムでは前回と同じ、筆者の知り合いの方からの相談の続きで、、、
 
「子供(中学生)からでも“プロテイン”は積極的に飲んだ方がいいのか?」
 
というもの。

これは当クラブに通って頂いている方からも何度か質問されたことがあります。
 
“プロテイン”について語り始めるとかなりアツくなってしまう筆者なので、
できるだけ簡潔に、噛み砕いて、、、
でも伝えたい大切なことは省けないので3回に分けて、“プロテイン”の基礎知識に
ついてお伝えしていきます。
 
ではまず、そもそも“プロテイン”とは? から解説していきましょう。
 
“プロテイン”=【タンパク質】です。
英語ではそのまま“Protein(タンパク質)”であり一般的に出回っている“プロテイン”は
粉末状に精製した【タンパク質】なのです。
 
もちろん“プロテイン”の粉末がすべて100%タンパク質でできているわけではありません。
プロテインパウダーを精製する過程でどうしても残ってしまう少量の脂質、糖質(炭水化物)も
混合されており、さらにモノによっては補助成分としてビタミンやその他ミネラル類も
配合されているものもあります。
 
では次に、なにがどんな違いがあるかを簡単に説明していきます。
 
まず分類のベースとして、“プロテイン”の原料種類の違い、つまり
「“なに”から【タンパク質】を精製しているか」です。

現在、日本で見かけることの多い主な種類は2種類と言って問題ないでしょう。 

【ホエイプロテイン】は乳製品(主に牛乳)から精製されたタンパク質で、
その特徴はソイに比べてタンパク質含有量が多いという点、また体内での
分解・吸収が圧倒的に早いという点です。
 
【ソイプロテイン】はその名のとおり、原料は“大豆”です。
乳製品が苦手、という方や乳製品でお腹を下しやすい方でも安心感をもって飲めます。
特徴としては、ホエイに比べてタンパク質含有量は、やや少なめですが相対的に
脂質や糖質も少なめで、併せて体内への分解・吸収もゆっくりです。
いわゆる腹持ちがいいため、女性向けの“プロテイン”はほとんどがソイプロテインが
主流となっています。

上記2種に加え、昔からあるラインナップでは【カゼインプロテイン】もありますが
最近ではあまりカゼインのみのプロテインは見かけなくなりました。

そこに変わって近年では以下のような種類も開発が進んできています。

【エッグプロテイン】
これは文字通り"卵"由来のプロテインパウダーです。
前述したようにホエイは乳性なので、乳製品が苦手な方やお腹を下しやすい方などは
避けたいところですが、ソイだとタンパク質含有量や吸収率の遅さがネックになる
というような場合にホエイの代替としてここ数年、日本でも人気を上げてきています。

【ピープロテイン】
この"ピー"というのは"エンドウ豆"のことを指します。
大豆や乳製品、卵と比べてエンドウ豆はアレルギー反応が出にくいとされています。
またビーガンの方々から支持されているのも最近ではこのピープロテインが
広がりを見せている要因とも言われています。
※プロテインを作る際に必要とする水などの自然資源の使用量などが
 ホエイプロテインなどを作るときよりも圧倒的に少なく環境に優しいとされているため


これらの原材料による違いで種類がなぜここまで細かく分かれているのかというと
『タンパク質の含有量』や『タンパク質の分解・吸収の時間』で目的に差があるから、でしょう。

それぞれの特徴、メリットをしっかりと理解したうえで、ご自身の1日の栄養バランス
なども考慮して、選択することが大切です。
 
「とりあえず飲んだ方がいいと思って…」
というだけで、ただ粗雑に飲んでるだけにならないように知識を積み重ねましょう。
 
次回は今回の続編として、より詳細にどんな方にどんな“プロテイン”がオススメか
をお伝えしていきたいと思います。

それでは次回のコラムもお楽しみに!
 
Training Enriches Your Life♪
Written By MeirakuFitnessclub Fujii.
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