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34.旬に勝る美味なし!
2022-04-18
カテゴリ:栄養
皆様こんにちは、こんばんわ!
明楽フィットネスクラブの藤井です!

第34回のコラムテーマは【旬に勝る美味なし!】と題してお話したいと思います。



“春”の魚と聞いてなにが浮かびますか。
 
今回のテーマにもさせて頂きましたように、やはり食において、“旬”は大切ですね。
こと魚においては、この“旬”かどうかで味だけでなく栄養価にも多少なり差が出ます。
そんな今回は春が“旬”の魚について、栄養にも触れながらご紹介していきます。
 
■真鯛(3月中旬~5月中旬)
この時期の真鯛は、皮・鱗の色が綺麗なピンク色になることから「桜鯛」とも呼ばれ
産卵を控えている時期のため、栄養をたっぷり蓄えています。
特徴として他の魚と比べても脂肪が少なく、タンパク質や多彩なアミノ酸類を含んでいます。
消化吸収にも優れ、子供の離乳食やご高齢の方へのおかずとしても重宝されます。
さらに特筆すべきは、多彩な調理法です。
焼く、煮る、蒸す、揚げる、もちろん刺身も。
どんな調理法でも抜群の美味しさと存在感を発揮します。
 
■鰹(初鰹:3月中旬~6月上旬)
鰹の旬は秋、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
秋に漁獲されるものは「戻り鰹」と言われ、
春に漁獲されるもの(その年の最初に水揚げされる鰹のこと)は「初鰹」と言われます。
春に黒潮海流に乗って、九州から東北側へと北上してくるため、四国などでは3月から
関東や東北では5~6月に市場に出てきます。
「初鰹」は脂の乗りが少なく、さっぱりした味わいが特徴で、刺身やたたきでシンプルに
食すのがオススメです。
ビタミンA、D、B12、鉄分が豊富に含まれ、疲労回復や貧血予防などに最適です。
またDHAやEPAといった動脈硬化予防に効果のある成分が多いのも嬉しいところです。
 
■鰆(3月下旬~6月中旬)
呼んで字の如く、春を告げる魚「鰆(サワラ)」
出世魚で成長に沿って、サゴシ、ナギ、サワラと体長で区別されています。
季節物の和食として扱われる場合が多く、特に懐石料理などで西京焼きや塩焼きとして
素材の味を活かす調理をされることがほとんどです。
身体に良い脂肪酸、オメガ3系のDHAやEPAを多く含み、動脈硬化やガンの予防に役立ちます。
他の成分ではビタミンDが多く、カルシウムの吸収促進を補助する効果があるため、
特に女性や子供には重要、必須の栄養素となります。
 
■サヨリ(12月~5月下旬)
比較的、“旬”と言える時期が長いサヨリ。
成長度合いや味のもっとも“旬”となるのが産卵前の時期にあたる春に漁獲されるサヨリです。
その特徴はなんと言っても、脂質の少なさです。
他の魚、白身魚の中で比べてみると抜群に脂質は少なく、そのぶんタンパク質がしっかりと詰まっています。
刺身で強めの歯ごたえを楽しむも良し、天ぷらや唐揚げでサクサク食感の中にさっぱりした
サヨリ独特の味わいを楽しむも良し、です。
 
■メバル(3月中旬~6月中旬)
メバルは漢字で「眼張」と書き、その字の如く目の大きな白身魚です。
または「目春」とも表記される場合もあり、これもそのまま目の大きな春先に獲れる魚、という意味です。
前述の魚たちのようにDHAやEPAが豊富に含まれており、その含有バランスの良さが特徴と言えます。
刺身や煮付け、塩焼きや照り焼きなど、どんな調理法でもおいしく頂けます。
個人的なオススメは唐揚げで、大きな骨さえ取り除いておけば骨まで一緒に食べることも可能で
カルシウムなども併せて摂取でき、メバルを余すことなく堪能できます。
 
ということで今回は春が“旬”の魚たちをご紹介させて頂きました。
今後もこうした“旬”の食材や栄養素について、雑学感覚で紹介する機会を作っていきたいと思います!

それでは次回のコラムもお楽しみに!
 
Training Enriches Your Life♪
Written By MeirakuFitnessclub Fujii.
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