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56.損するモーニングルーティン
2022-09-19
カテゴリ:健康
皆様こんにちは、こんばんわ!
明楽フィットネスクラブの藤井です!

第56回のコラムテーマは【損するモーニングルーティン】と題してお話したいと思います。



よく書店や動画サイトなどの題名で目にすることの多くなった”朝活”や”モーニングルーティン”の文字。
生活を見直したくて、充実した1日にしたくて、いろんな想いの中で試してみた方も多いのではないでしょうか?
 
そんな中で今回のコラムでは逆転の発想で『コレはやめた方がいい!』っていう視点の朝の行動を
いくつかご紹介しつつ、簡単な解説も入れていきたいと思います。
 
 
■損する朝の行動①:二度寝
 
これは完全に皆さんも良くないってことくらいはわかっていると思いますが、二度寝がどのくらい
心身に対して良くないのか、ということまではご存知ないかと思います。
朝、目が覚めてからの30分程でコルチゾールと呼ばれるストレスホルモンの分泌量が一時的に増加します。
この一時的なコルチゾールの増加が”目覚め”や心身の”覚醒”を手助けしてくれるのですが、
イギリス、ロンドンにあるウエストミンスター大学の研究によると目覚めてから60分以内に
日の光を浴びない生活を送ると、このコルチゾールを含むホルモン分泌が正常におこなわれなくなり
結果的に1日の心身の正常な働きに支障をきたしたり、寝付きなどが悪くなったりするそうです。
二度寝をする、ということは脳や体内の細胞としては一度”覚醒”しようとしたところを、また”睡眠”の
状態に抑え込もうとする逆行した働きになるため、無意識下ではあるもののストレスが大きいんだとか。
 
 
■損する朝の行動②:起床後すぐのコーヒー摂取
 
前述したように目が覚めてから30分程はコルチゾールの分泌が一時的にではありますが増加します。
コーヒーを摂取するとこのコルチゾールの分泌を抑えてしまうことがわかっています。
正常な状態で目覚め、正しくコルチゾールの分泌量が増える分には心身にとっても悪い負担ではないため
それをあえて抑えてしまうのは自然なホルモン分泌やバランスを崩しかねない、ということでしょう。
またイギリスのバース大学の研究では起床後すぐのコーヒー摂取は血糖値を上昇させてしまい
糖質をエネルギーとして使うための”インスリン抵抗性”という作用が悪化すると指摘しています。
これは血液の中の糖質、つまり血糖をうまくエネルギーとして使う、消費することがしにくい状態のため
体内の炎症を引き起こしたりして、簡単にいうと”老化”させていってしまうのでは、とされています。
コーヒーを飲むのは、心身が完全に目覚めたあと、起床後60分以上経過後であったり朝食後の一杯として
嗜むのが理想的かもしれません。
 
 
■損する朝の行動③:朝食を抜く
 
これも「頭ではわかってるけど...」という方が多いとは思いますが解説します。
もし特殊なダイエット法などで朝食は抜いている、という方はこの項目は無視して頂いても構いません。
当然のことながら朝は身体にエネルギーが少ない、またはほぼ枯渇した状態となります。
それは単純に食事間隔がもっとも広いタイミングが、前日の夕食から次の日の朝食の間だからです。
仮に朝食を8:00、昼食を13:00、夕食を18:00に摂る生活リズムだとしたら食事間隔は5時間ずつくらいです。
しかし夕食から次の日の朝食までの間隔は単純計算で14時間も開くことになります。
10時間以上も栄養が入ってこなかった状態の身体に対して朝食を抜いて、その日を活動し始めようとするのは
あまりに酷な状況なのかもしれません。
特にその日の1食目ともなる朝食では、身体に対しても影響も大きいためバランス良く、ストレス少なく
食事をおこなえるのがベストといえるでしょう。
忘れてはいけなのはタンパク質です! 朝食時にタンパク質不足しがち!
食事の中でタンパク質が少ないと満腹感が持続しにくく、昼や夕方にかけて空腹感が増しやすくなります。
朝からしっかりとタンパク質を多めに摂れるように意識するのも大切です。
※特に運動、トレーニングしてる方にとっては必須です!!
 
 
というわけで今回のコラムでは朝の行動、モーニングルーティンとして”コレをやると損!”というものを
研究データなども踏まえていくつか挙げてみました。
やった方がいいもの、と言われるよりも、コレはやらない方がいい!と言われた方が実践しやすくなる方も
いらっしゃるのではないかと思い、今回はこの形式でのお伝えとしましたがいかがでしたでしょうか?
 

それでは次回のコラムもお楽しみに!
 
Training Enriches Your Life♪
Written By MeirakuFitnessclub Fujii.
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