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59.習慣という技術
2022-10-10
カテゴリ:雑学
皆様こんにちは、こんばんわ!
明楽フィットネスクラブの藤井です!

第59回のコラムテーマは【習慣という技術】と題してお話したいと思います。



習慣、と聞いてなにが思い浮かびますか?
起床時間? 朝食のメニュー? はみがき? やはり読者の皆様は筋トレでしょうか?(笑)
 
生活の9割が習慣で出来ている、なんて言葉も以前なにかの本で目にしましたが
人の”できる”ことのほとんどが習慣から身についたものだというのは意外と盲点だったかもしれません。
 
イメージしやすいのは[自転車]なんてどうでしょう?
社会人になってからほとんど乗ってない、という方も多いのではないでしょうか?
ですが、今すぐに目の前に自転車を差し出されて「乗ってみて下さい」と言われてもおそらくは
普通に乗って、漕いで進むくらいはできると思いませんか?
 
我々トレーナーからしてみれば、身体作りやダイエットもこの”習慣という技術”に基づいて
成り立っている最たるモノだと考えます。
 
著名な海外の行動心理学者いわく「習慣化する能力がつけば自分を変える能力が身につくのと同じ」
というくらい人の行動の中で大切な習慣。
今回の記事では”習慣化”についてお話していきましょう。
 
 
現在、様々な心理学や行動学などの科学的な研究や実験が進んでいる中でもっとも有力な、、、
一言でいえば”最強に近い”習慣化の手法があります。
 
それが【if then プランニング】です。
 
簡単に解説すると、、、
if ・・・ 〇〇したら
then ・・・ ●●する
という行動決定をすることです。
 
具体例を挙げてみましょう。
 
if ・・・ 朝食をとったら
then ・・・ 読書をする
 
if ・・・ 仕事の休みの日は
then ・・・ 掃除機をかける
 
というように想定と行動をリンクさせて行動決定し、それを遂行することをひたすら繰り返します。
思い返してみれば子供のときにはそこから習慣になったものも少なくないはずです。 たとえば、、、
 
if ・・・ ご飯を食べたら
then ・・・ はみがきをする
 
if ・・・ 時計の針が〇〇にきたら
then ・・・ おもちゃを片付ける
 
 
大人になってしまうと日々の無意識の習慣化で1日の時間が埋まってしまっているため
そこに新しい習慣(たとえば読書や運動など)をねじ込もうとしてもなかなか入らないのが現状です。
前述の【if then プランニング】のやりやすさは今の自身の生活や時間配分によって
“if”をコントロールすることでいわゆる”スキマ時間”を有効活用できる可能性を探れる、というところです。
 
そしてもうひとつ重要なのは”then”の部分を大きくしすぎない、ということも挙げておきます。
たとえば”then”に[読書]を設定したとしましょう。
最初はそれこそ5分でもいいんです! 読書をした、という行動を起こした事実が習慣化には重要です。
もし設定を[読書を30分する]としてしまうと、30分も時間が取れないとなったら行動も起こせませんし
10分で切り上げてしまったとしたら心理的には10分しかできなかった、とさも”失敗”のように
受け取りかねません。
 
どんな習慣も”できた”ことの積み重ねでしか出来上がっていきません。
チープな言い回しかもしれませんが、小さなことでも積み重ねれば大きなことになる!!
 
是非この【if then プランニング】の習慣術をなにかひとつでも生活の中の行動に試してみて
少しずつ自分の人生、新しい変化をつけてみませんか?
 

それでは次回のコラムもお楽しみに!
 
Training Enriches Your Life♪
Written By MeirakuFitnessclub Fujii.
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