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84.睡眠の重要性を説く
2023-04-10
カテゴリ:健康
皆様こんにちは、こんばんわ!
明楽フィットネスクラブの藤井です!

第84回のコラムテーマは【睡眠の重要性を説く】と題してお話したいと思います。



日々、良い睡眠がとれていますでしょうか?
寝つきが悪かったり、寝起きが悪かったり、日によってかなり差があったり…
睡眠とは、ヒトの身体とは不思議なものですね。
 
筆者は4月15日におこなわれるボディコンテストのために2023年の年明けから減量調整を開始し
ここまで約3ヵ月半、食事やトレーニング、その他生活習慣に至る様々なところに変化と調整を
しながらやってきました。
その中でも、日が進むにつれてヒシヒシと感じたのは今回のタイトルにもした睡眠の重要性です。
今回は睡眠の重要性について、ここ最近の筆者の経験・体験も含め、様々な研究結果なども併せて
皆様にお伝えしていこうと思います。
 
 
さて、筆者が体験しているのは”ボディコンテストへの挑戦”のために減量している中で感じたこと
になるため、多くの方に当てはまるかどうかは定かではありませんが、一事例としてお聞きください。
 
1.睡眠の質は体力のバロメーター
 
食事の栄養バランスや食事量を徐々に減らしていく中で、減量調整の1ヵ月経過するくらいまでは
まったくなにも感じないまま、順調に進んでいたと思います。
1ヵ月過ぎたあたりからか、どのタイミングかは定かでありませんが、睡眠導入つまり寝つきの
良し悪しにバラつきを感じるようになりました。
身体は当然、トレーニングや仕事等で疲労があるはずではあるのですが、布団に入って目を閉じても
なぜか落ち着かない、という日が出てきました。
また寝ている最中に尿意などで目が覚める回数も増えたりして、次の日の体力回復が明らかに
通常時よりも足りていないのが明白になってきました。
そこで試行したのが”昼寝”です。
2日に1回、1時間~1時間半ほどの昼寝をして体力回復を図ったところ体力・体調、
そして減量調整のペースも上がり、いかに睡眠が身体に対して重要な役割かを再認識しました。
睡眠の質をどう良くするか、という議論は果てがないと思っています。
逆に考えると、睡眠の質が悪くなる原因をなるべく排除していく、または睡眠の質がなにをもって
悪くなってきているのかの判断基準を持っている、というのが大切なのだろうと改めて感じました。
 
2.睡眠時間は7時間以上を基準に
 
これは近年、世界中のたくさんの研究でも明らかになってきていることですね。
2017年にイギリスでおこなわれた大規模な調査研究では、睡眠時間が6時間以下の人と
8時間以上の人で分けた場合に、睡眠時間が短い人の方が翌日の摂取カロリーを多く摂ってしまう
傾向にあることがわかっています。
おそらく単純に起きてる時間が長いことで食べ物を口に運びやすい、ということもそうでしょうし
ホルモンバランスが安定しないことで食欲がコントロールしにくい状況にあると考えられています。
またアメリカのカーネギーメロン大学での研究では睡眠時間が6時間未満の人と8時間以上の人を
対象に調査をしたところ、6時間未満のグループの方が風邪などの感染症に2.94倍かかりやすい
傾向があることがわかり、睡眠の量や質が免疫力にも影響が大きいことが判明しています。
2021年、国際学術誌であるネイチャーコミュニケーションという誌面に掲載された研究データで
約8000人を対象に、中高年層を25年間もの期間をかけて追跡観察した結果、6時間以下の睡眠しか
取り続けていなかったグループは7時間~7時間半以上の睡眠を取り続けたグループよりも
認知症の発症リスクが30%以上も高いことがわかった、と結論付けています。
 
 
以上の点から、睡眠を質良く、十分な量を確保できていることが健康の条件であることは
間違いないと言えます。
そこで重要になるのは、やはり自分にとって睡眠の質の良し悪しを判断できること。
その判断基準を体感として、また具体的な事象として把握しておくことが大切だと感じます。
判断できる、そして判断した先にどのような行動で改善できるか、試行できるか。
何十年も、それこそ筆者自身で言えば30年以上も自分の身体と付き合ってきていながら
未だにその完全な答えを見出せていないのですから、本当に人体とは難しいモノです。

それでは次回のコラムもお楽しみに!
 
Training Enriches Your Life♪
Written By MeirakuFitnessclub Fujii.
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