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6.カロリーの落とし穴
2021-10-04
カテゴリ:栄養
皆様こんにちは、こんばんわ!
明楽フィットネスクラブの藤井です!

第6回のコラムテーマは【カロリーに対する理解】について解説します。



さて、ココで問題です。
 
① シーザーサラダ 1人前 (約190kcal)
② グリルチキン  1人前 (約220kcal)
 
アナタにとって、どちらが優秀な食事でしょうか?
 
カロリーだけを見れば、当然シーザーサラダの方が約30kcal少なく
特に女性の方からしたら優秀に見えるでしょう。
 
しかし、今回のテーマでもありますように、"カロリー"という言葉だけに囚われてしまうと
気付かぬうちに実は身体にとってモッタイナイことになっていることも多いのです。
 
それでは解説していきます。
 
そもそもカロリー(エネルギー)を構成するモノは糖質・脂質・タンパク質の三大栄養素から成っています。
※以前のコラム【栄養の“え”の字を知ろう】参照
 
それぞれの食べ物には、「糖質○g、脂質○g、タンパク質○g」というように
構成配分があり、それぞれのグラム数によってカロリーが計算されているのです。
 
糖質    1gあたり 4kcal
タンパク質 1gあたり 4kcal
脂質    1gあたり 9kcal
 
で食べ物のカロリーを構成しています。
 
ちょっと難しくなってきたかもしれませんが…、冒頭の問題に戻ってみましょう。
 
シーザーサラダ 約190kcal
 
これは概算で 糖質 15g、タンパク質 4g、脂質 17gです。
 
グリルチキン 約220kcal
 
これは概算で 糖質 1g、タンパク質 20g、脂質 9gです。
 
どちらも概算なので、調理方法や使う材料などで多少は変わってきますが
上の数字を見てみていかがでしょうか?
 
世間一般でもよく聞く「高タンパク、低脂質」はどちらなのかは一目瞭然ですね。
 
とは言いましたが、決して「サラダが悪い!」と言っているわけではありません。
 
もちろん、タンパク質や脂質以外のビタミンやその他のミネラルなどの補助成分は
どう考えてもチキンだけの食事よりもサラダの方が豊富です。
 
今回のコラムでもっともお伝えしたかったのは『カロリーだけに囚われないこと!』
 この一言に尽きます!
 
ビタミンやミネラルについても今後のコラムで詳しく解説していこうと考えおりますので、
サラダの方を褒めたたえるのはまたの機会、ということで。
 
それでは次回のコラムもお楽しみに!
 
Training Enriches Your Life♪
Written By MeirakuFitnessclub Fujii.
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