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24."歩く"の研究
2022-02-07
カテゴリ:健康,運動
皆様こんにちは、こんばんわ!
明楽フィットネスクラブの藤井です!

第24回のコラムテーマは【"歩く"の研究】と題してお話したいと思います。



冬本番の寒さが続いている今シーズン。
世間ではクリスマスやお正月の商戦も過ぎ去り、残す冬の催しと言えば
バレンタインや某有名イルミネーションへのお出かけ、くらいでしょうか。
 
先日インターネットで気になる記事が、、、
日本のイルミネーションを見に行く際は平均して、40分前後“歩く”ことになるそうです。
 
混雑する、寒い、そもそもそんなに興味ない…
 
いろんな想いが聞かれるイルミネーションですが『外をほどほど時間かけて“歩く”』
という行為はトレーナーの立場から考えると悪いことばかりではなさそうですね。
 
そんな今回のコラムでは“歩く”についてお話ししていきたいと思います。
 
皆様、1日どれくらい“歩いて”いますか?
 
仕事はほとんどデスクワークや運転。
生活の中でも車移動がほとんどで家の階段すら1日で昇降ほとんどしない。
 
そんな方も、、、このコラムをお読み頂いた方ではいらっしゃらないことを願いますが…
 
2018年9月に厚生労働省が発表した統計資料によると日本人の平均歩数は男性で約6,800歩。
女性では約5,900歩となっております。
なかなか皆様、ご自身の1日歩数を把握されてるという方は少ないのではないでしょうか。
 
東京都健康長寿医療センター研究所、運動科学研究室長の青柳氏の著した記事によると、
「理想的なのは、“1日8,000歩/その内20分は早歩き”」と解説しています。
 
「運動量」「継続時間」を導き出し、おおよそ万人にとっての『ほどほど』という運動レベルが
この“1日8,000歩/その内20分は早歩き”ということなのだそうです。
 
どちらか一方、ではなく“1日8,000歩/その内20分は早歩き”
これが青柳氏の言うところの“黄金律”なのだとか。
 
またポイントは『ほどほど』というところにもあるようでいろんな説がありますが
前出の青柳氏によると「なんとか会話できる程度」と位置付けています。
 
トレーナーやインストラクター業界では昔から、エアロビクスクラスでよく言われる
Sing a Song(軽く口遊める)程度」とイメージは近いと感じました。
 
同時に青柳氏の記事では「朝歩行もオススメしない」と書かれており、
朝は身体の水分量も少なくなっていて、血液の流れが悪くなっている状態なので
脳卒中や心疾患などの血管系疾患の発生リスクが高まってしまうのだそうです。
 
併せて紹介したいのは、2012年にスウェーデンの研究所の研究結果で、
「中程度の運動強度で20分~30分、2ヶ月継続した場合に特定のホルモン分泌が確認された」
というものがありました。
 
これは〈サーチュイン(Sirtuin)〉という酵素を作り出すことのできる遺伝子ホルモンで、
日本では“長寿遺伝子”と呼ばれました。
 
上記のことからも、やはり大切にすべきは「強度」「継続時間」「定期継続」という
健康に関する最重要な言葉が並びましたね。

というわけで、今回は“歩く”ことについて少し詳しく、研究結果なども交えながら
解説して参りました。
是非、今からでも遅くないので正月太り解消のためにもお試しあれ!!

それでは次回のコラムもお楽しみに!
 
Training Enriches Your Life♪
Written By MeirakuFitnessclub Fujii.
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